鵞足炎の検索サイトからこのつたないブログにお越しになる方が非常に多いみたいです。
拗らしたオーバーユースは非常に治りにくいです。
痛みが引いても治りきっていません。
私の原因は明らかです。
人工肛門のためお腹のフランジが剥がれるのを嫌いほとんどストレッチングせず走るばかり。
で、鵞足部が痛む前にハムストリングの硬直と突っ張り感が凄かったです。
筋肉が固く硬直してくるのは当然で、それでも大したこと無いと高を括り走り続けたこと・・・・
鵞足炎に限らず燻っている状態でトレーニングを続けると私のように長引きます。
私は階段も上れない、ストレッチも痛くて出来ないぐらい悪化し左右あわせて4年以上もまともに走れませんでした。
私はスポーツ鍼灸院にお世話になり回復してきましたから拗らした故障には針治療も有効だと思います。
下記は堀居 昭 氏著の「スポーツ傷害別ストレッチング」から鵞足炎の抜粋です。
鵞足炎のメカニズムとストレッチンク
大腿屈筋群のうちで内側にある薄筋,縫工筋,半腱様筋の3本の筋の腱は、
膣骨租面の内側部に付着している。
この3本の腱はちょうど鷲鳥の足のような形になっているので、
特に鷲足(がそく)と呼ばれている(図Ⅱ-16)

3本の腱の下には鷲足包という滑液を出す袋がある。
この鷲足包は,鷲足と内側側副勒帯との間にある(上が鷲足,下が執帯)
膝の屈伸運動が繰り返されるとき,鷲足包から出される滑液によって鷲足の腱
が内側側副勒帯および大腿骨の内側上顆に触れることなく滑らかに動くことがで
きる。
鷲足炎は、鷲足包の炎症と鷲足腱の炎症とが混在していることが多い。
鷲足包炎は、膝の屈伸運動の繰り返し過ぎにより鷲足の腱と内側側副執帯と
が擦れ合うことによって生じる。
鷲足腱の炎症は鷲足の使い過ぎによる炎症か、または腱周囲の炎症である。
鷲足炎は、膝の屈伸とハムストリングスの使い過ぎによって生じることから
ランニング、ジャンプの過度の繰り返しとランニングのキック時とその後の巻き
足の動作は大腿屈筋群に過度の負担をかけるため鷲足炎が惹起されやすいことに
なる。
また,大腿骨の内側上顆の凸状が大き過ぎると、鷲足が擦れることが多く
なるので鷲足炎になりやすい。
(1)鷲足炎のストレッチ
鷲足炎の誘発因子としては、薄筋・縫工筋・半腱様筋の筋腱の硬化と筋長の短縮が挙げられる。
この3筋に共通していることは,膝関節の屈曲である。
薄筋は大腿を内転させるほかに股関節の屈曲・伸展にも関与している。
縫工筋も膝を屈げる働きのほかに股関節の外転・外旋にも関与し、半腱様筋も股関節
の伸展・内旋・内転に関与している。
解剖学的に半腱様筋だけは、一般的なハムストリングスのストレッチでも伸展できるが、
鷲足炎のストレッチとなると一工夫する必要がある。
また,薄筋と縫工筋を伸展させるにも工夫が必要となる.
①半腱様筋のストレッチ

図Ⅱ-17は大腿屈筋群のストレッチである。腰痛の予防を考慮して膝を「鍵型」にして立ち、
軽く伸展が感じられるところで「楽な伸展」を約20秒間行う。
次いで膝の「鍵型」を解き(余裕が無ければ完全に解くことはない)
これを「発展的伸展」として約20秒間保持する。
ただし,大腿屈筋群が震えるようだとオーバーストレッチである。
図Ⅱ-18は、半腱棟筋のストレッチの変法である。
半腱様筋は屈筋群のなかでも内側にある筋肉なので、内股側がよく伸展されるように
工夫する必要がある。
図Ⅱ-18のようにストレッチする方の脚を広めに開いて立ち、内股の筋(半腱棟筋)
に伸展が感じられるように上体を倒していく。
うまく内股の筋肉を伸展させるには、反対脚の膝を少し屈げ広めに開いた脚の方に
上体を倒していくと内股に少々強い伸展が感じられるようになる。
この時点で止め,「楽な伸展」を約10~20秒間行う。
次いで、反対脚の膝をさらに屈げると内股の伸展が強まる。
そのポーズで「発展的伸展」を約20秒間行う.
②薄筋と縫工筋のストレッチ
薄筋は内股にあるが、縫工筋は上前腸骨疎から出て膣骨租面の内側に付着しているために
一般的に行われているハムストリングスのストレッチでは伸展されないことになる。

薄筋および縫工筋の停止部を伸展させるには、図Ⅱ-19のポーズを取る必要がある。
脚を伸ばし腰の高さ程の台の上に足の内側を置くと、内股の筋群に伸展が感じられる。
内股に軽く伸展が感じられるところで「楽な伸展」を約10~20秒間行う。
「発展的伸展」のときは、足と脚はそのままにして上体を伸ばしている脚の反対側に
屈げる。
内股の筋群に少し強く伸展が感じられる程度に上体を反対側に曲げる。
その時点で約10~20秒間のストレッチを行う。
内股の筋群が柔らかくなったら徐々に台の高さを高くしていくことを勧める。
以上 参考になれば幸いです。
最近のコメント